柏原みき選手、川島美南選手の2選手が2023年3月末をもって現役を引退、今井優歩コーチがACT SAIKYOから離れることとなり、3月13日に引退セレモニーを開催いたしました。
セレモニーでは、引退する2選手の最後のプレーとなるラストマッチを行い、柏原みき選手、川島美南選手、今井優歩コーチからの挨拶や記念撮影を行いました。
また、サプライズとして「カトカシペア」のカトこと加藤美幸さまと川島美南選手と同学年で長年切磋琢磨してきた再春館製薬所の松山奈末選手より、サプライズメッセージを頂戴し披露いたしました。
“柏原みき選手からの挨拶”
私がバドミントンを始めたのは小学1年生の頃でした。父の影響で始めたバドミントンが、こんなにも長く続くとは思ってもおらず、約20年ものバドミントンから退くのは少し寂しい気持ちもあります。
バドミントンを楽しむ心を培った小学6年間、両親の反対を押しのけて入学した園田学園での日々、夢であった筑波大学への入学、そして大学時代からのパートナーである加藤とACT SAIKYOへの入団。
選手としての日々を振り返ると決して楽しいことばかりではありませんでしたが、大学時代からのパートナーである加藤との強い想いを受け止め、私たちを迎え入れてくれた西京銀行には本当に感謝しています。
山口に来た当初から、スポンサー様をはじめたくさんの方々に応援していただき、ここまでバドミントンを続けることができました。コーチの皆さまには、バドミントンに対する考え方や捉え方について多くの教えをいただき、戦略やスキルにおいての視野が広がるのを日々感じていました。色々な出身地から集まった選手と共に、ACT SAIKYOバドミントンチームで戦えた事は大きな奇跡であり、同じ目標を持って練習を乗り越えてきた毎日は、決して忘れることのない思い出です。
そして、いつも見守ってくれた父さん母さん。これまでたくさんのサポートをありがとう。特に、中学高校の6年間は1番苦労をかけた時期だったと思います。ガット張り、体のケア、駅までの送迎、毎日のお弁当、練習着の洗濯、制服の片付け、私は家に帰ると甘える一方で父さん母さんの支えがなければここまでバドミントンを続けることはできなかったと思います。挫けて弱音を吐いた時「辞めたければいつでも帰っておいで」の一言が、いつも私の心を慰めてくれたと同時に「もう一度頑張ろう」と気持ちを奮い立たせてくれました。
4月からいよいよ新しい環境での毎日が始まります。教師という人生を歩んでいくにあたり少し不安もありますが、同時に胸が高鳴るのを感じています。学校という現場の中で生徒と向き合いながら私自身が掲げる新しい目標に向けて日々努力していこうと思います。
最後になりましたが、私のバドミントン人生を支えてくださった皆さま、本当にありがとうございました。この山口県で、そしてACT SAIKYOでバドミントンを打ち込めた日々はとても幸せでした。
ACT SAIKYOの素晴らしいチームメイトの皆さんに、私が達成することのできなかったS/Jリーグ優勝を託したいと思います。
ACT SAIKYOの更なる飛躍を目指し、スポンサーの皆さまをはじめファンの皆さま、行員の皆さまにお力添えいただけたらと思います。これからも変わらぬご支援ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
皆さま、5年間たくさんの応援を本当にありがとうございました。
柏原 みき
“川島美南選手からの挨拶”
私は、2017年に西京銀行に入社し、ACT SAIKYOの一員として活動させていただきました。
会社に行くことが少ない中、出勤した際には温かい言葉や優しい対応をしてくださり、とても支えになりました。試合会場にも足を運んでくださる方や、来られない方も随時結果を見てくれていてどんな時もかけてくださる言葉一つ一つが励みになりました。そして、選手がより良い環境でバドミントンができるよう努めてくださった頭取や山岡理事長をはじめ西京銀行の行員の皆さま、スポンサー様、事務局の方にはとても感謝しています。
先月3年ぶりに開催されたS/Jリーグ山口大会では、ACT SAIKYOがこんなにも沢山の方から愛されているチームだと改めて実感しましたし、ACT SAIKYOの一員として戦えたことをとても嬉しく思います。
この6年間、バドミントンを通して嬉しいこと楽しいこともちろんありましたが、正直辛いこと苦しいことの方が多かったです。振り返れば色んなことがありましたが、今では良いこと悪いこと全てが良い経験になったと思いますし、今こうやってお疲れ様、頑張ったね。と皆さんが言ってくださり今まで頑張ってきてよかったな。自分が選んだ道は間違ってなかったな。と全てが報われた気がします。正直、昨年で引退しようと考えました。むしろあの頃の私だったら引退するべきだったと思います。でも、よく考えてもう一度頑張ろうと踏みとどまれたのは、沢山の心配と迷惑をかけどんな時も支えてくれた家族、こんな私を最後まで見捨てずに信じ続けてくれたスタッフ、これまで共に戦い頑張ってきた仲間、いい時も悪い時もコートの上で一緒に戦ってくれた夏、いつも隣にいてくれて仲良くしてくれたもっちゃん、そして、ここにいる皆さんや私に携わってくれた全ての方の支えのおかげで、今こうやって悔いなく引退することが出来ました。
1年前の自分にあのときやめないでよかったよと。6年前の自分に西京銀行、また、ACT SAIKYOに入ってよかったよと伝えたいです。本当に感謝しています。これからも引き続き、ACT SAIKYOの応援を宜しくお願いします。
6年間、本当にありがとうございました!
川島 美南
今まで2名の選手へ温かいご声援をいただき、ありがとうございました。
今後も応援していただけるチームを目指し活動してまいりますので、引き続きACT SAIKYOの応援をよろしくお願い致します。
【ラストマッチ】
【川島美南選手】
【柏原みき選手】
【全員で集合写真】